2015年02月12日

GTX Titanの後継はどうなる? GM200はFP64性能が下がる・・・らしい。


Nvidia-GM200.jpg



  3DCenter.comよると、Nvidia GM200コアの倍精度浮動小数点数演算性能(FP64)は部分的にとどまるとのこと。
 そしてGM204(GTX970/980)のように単精度浮動小数点数演算性能(FP32)が最適化される。


 似たような話題は以前にも出ていたが、これが意味するところは、GM200はスパコンなどのHPC用途には向かず、ゲームなどの一般的な使用に特化したものになるかもしれない。







 具体的には、GM200はチップレベルでFP64用の演算ユニットを欠いており、その結果、GM200は過去のハイエンドクラスのGPUに比べてFP64パフォーマンスは大きく下がる。3DCenter.comはそう伝えている。

 このような事態は過去のNvidiaコンピュートクラスカードの例から見て異例の出来事であり、おそらくNvidiaがFP64を欠いた500mm2クラスのGPUを出すのは初めてのことだろう。





FP64が下がるのは良いことなのか?悪いことなのか?



 倍精度浮動小数点数演算性能は、その名前が指し示す通りFP32より精度の高いことを指すのだが、その用途は科学調査やプロフェッショナルアプリケーション、サーバー運用等においては非常に重要とされる。

 もっともゲームにおいてはFP64の役割は限定的で、ゲームやグラフィックコードの多くはFP32に依拠する。

 さらに、このような計算における精度の追加は、サイズチップの増加やハードウェアのコスト及び電力消費を引き上げることにもつながっている。



Single-precision-and-double-precision-numbers.png






FP64の性能がアーキやコアの特色を決める。


 またFP64パフォ―マンスのピークは、FP32を下回るのが通例だ。

 その比率はGPUによって異なるが、同じアーキテクチャ内でも違うケースがある。

 最近だと、Nvidia"GK110"のFP32とFP64の性能差が比率で3:1となっていたGTX TitanやQuador K6000などがそうだ。しかし、同じアークテクチャコアのGTX780/780TiはFP64の機能が制限されており、その比率が16:1となっている。


 その他の代表的なGPUのFP32とFP64のレシオは以下の通り。


 
性能差比率
FP32:FP64
備考
Nvidia GK110
Quadro K6000, Titan,
GTX 780/780Ti
3:1780/780Tiは16:1に制限。
AMD Hawaii GPU
FirePro W9100,  
Radeon R9 290
2:1R9 290シリーズは8:1に制限。
Nvidia GM204 
GTX980 970

Nvidia GM206
GTX960
32:1 


 またRadeonはFP64に関してはさらにアグレッシブであり、Hawaii GPUの比率は2:1である。

 TitanのFP32パフォーマンスは5.1 TFLOPSなので、その比率からFP64は1.7TFLOPS。そしてAMDのHwaii XTはFP32が5.6TFOPSなので、FP64は2.8TFLOPSにもなる。

 このFP64コンピュートにおける大きなアドバンテージによって、AMDのGPUは世界のスパコンのランキングを決めるThe Green 500Listのトップを飾っている。Hawaii XT を搭載する FirePro S9150サーバーグラフィックカードのことだ。



TitanUや次世代Quadroに与える影響。


 話が少しそれたが、以上のようにMaxwellのFP64性能はFP32に比べて32:1と非常に小さい。

 もし、GM200もこのような低い倍精度浮動小数点数演算性能を持つのであれば、プロフェッショナル市場において、そのカードの用途はかなり限定的なものになる。

 しかし前向きに見るなら、FP64を削減することによって、ハードウェアリソースがFP32に振り分けられ、GM200がゲーム方面でより高い性能を持つ可能性もあるだろう。

 もっとも次世代Quadroを出すにあたってはどう影響するかはわからないが。







 ひょっとしたらTitanの新型は出ないんじゃないかな?


 スパコンに使えないTitanに10万も出すか?っていう。

 Maxwellのフラグシップは980Ti止まりって可能性も。まあ推測ですけど。


 ただし、メリットとしてはコストが下がる可能性があるってことでしょうか。
 GTX970や980の安さを考えるとGM200もお手頃 なんて話がありえそうです。








ソース:WCCF Tech3DCenter.com

posted by 日々さか@海外 at 10:55| Comment(2) | TrackBack(0) | Nvidia | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも海外情報すんごい助かってます。
PCぶっ壊れちゃったんで組もうと思った時に限って
970が地雷だの380が色々な意味で熱いだの、
ちょっと新規で組むの迷っちゃってます。
Posted by Tyz at 2015年02月12日 20:49
コメントありがとうございます。
こちらこそ、みなさんの反応大変助かってます。励みになりますので。

>ちょっと新規で組むの迷っちゃってます
特に今はホント難しい時期だと思います。
あくま噂ですが、Broadwellもデスクトップ向けがキャンセルされたなんて話も聞きますし。

GPUに関しては、来月Nvidiaに何か動きがあるかもしれません。GDCと、その後の3月末にゲーム関連のカンファレンスを開くみたいです。
Posted by ひびさか at 2015年02月12日 22:00
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