2015年03月11日

Broadwellコア採用のXeon Dを発表。狙うはARMマイクロサーバー市場か?


Xeon-D.png



 IntelはBroadwellコア採用のサーバー向けSoCとなる”Xeon D”を発表した。しかもメインストリームのE3やハイエンドのE5シリーズに先行しての誕生となる。


 Broadwell初のXeonプロセッサは、これまでとは異質な形でスタートを切ることになったようだ。




Xeonの新たなスタート


 新たなXeon Dは、拡大しつつあるマイクロサーバー市場のアッパーエンドの獲得を目指すものと考えられる。それは専用記憶やネットワーク機器なども含む、ARMサーバーが積極的に取り組んでいる分野だ。

 マイクロサーバーはARMに選ばれたわけだが、高性能サーバーに比べると、そのストレージやネットワークデバイスの多くは特定のアプリケーションを対象にしながら、オープンソースなWeb 2.0に依拠してきた。

 そしてARMによって、この種のデバイスに商業用クラスの高い投資をする必要はもはやなくなっている。(多くのRISC CPUメーカーが、優れたCPUを用意しながらも淘汰されていったのだが)



 セオリー通りに考えれば、この分野でIntelに同様のアドバンテージはない。しかし、パフォーマンスの点においては、ARMとIntelプロセッサの差は、前述の競合の時以上に大きい。

 Xeon Dの戦術とは、スタートレックのボーグで言うなら、”抵抗は無意味だ”方式といったところだろうか?





スペックは控えめに見えて、新たな機能も実装。


 肝心のスペックだが、新たな8つのBroadwellコアにXeonならではの信頼性の強化とそれぞれに専用の1.5MB L3キャッシュを備え、特定のコアに留まろうとするマイクロサーバーの運用に適した設計となる。E5に比べてキャッシュや内部バスへの振り分けは小さいものの、ダイの複雑さも多いに軽減されるだろう。

 メモリー帯域は低めとなるが(HPCやビッグデータ向きではない)、IntelはデュアルチャネルDDR3とDDR4コントローラーを統合する選択をとったようだ。年末に登場するメインストリーム向けのSkylakeも同様の機能を有するものと思われる。

  その他は32 PCIeレーン (24 v3 & 8 v2), SATA6ポート×6、そして10 Gbps Ethernetコントローラーが二つ搭載されると推測される。 これらすべての機能が一つのダイに集約される。

 クロックスピードについては、最大で2.6GHzとなり、上位のプロセッサに比べて3分の1ほど低め。とは言え、アプライドマイクロやARMのトップクラス製品よりも断然早いスピードではある。




負けたままでは引き下がらないIntel


 ところでだが、本件をどう見るか?これに先立ってIntelはAtomを持ってARMに対抗し、高い授業料を払うハメになっている。

 そして今Intelは、利回りの良いサーバービジネスを新たな戦場として、そこでARMの侵攻を食い止める決意を固めたようだ。



 ちなみにだが、省電力でコンパクトで128GBのECCRAMも使えて、その上ストレージやネットワーク、、、これなんかはアパート用のMMORPGサーバーに最適だろう。低レイテンシなローカルコミュニティやLANパーティプレイなんかに・・・どう?





原文:VR World


posted by 日々さか@海外 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Intel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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