2015年03月26日

AMDの研究予算が過去10年間で最低水準に。Intel&Nvidiaは過去最高レベルを記録。


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 かつてない不振に陥るAMD。躍動するIntelとNvidia。







2013年を境に立場が逆転した両者。


 最新の四半期の調査によると、IntelとNvidiaが研究開発により多くの予算をつぎ込む一方、AMDは長期的にその額を減らし続けていることが明らかとなった。


 AMDとNvidiaは、グラフィックスプロセッサー分野ではお互い抜きつ抜かれつのリーダー的存在であるが、同時に普及製品の開発にも取り組んでいる。AMDは基本的にx86でIntelに挑み続けており、NvidiaはARMに未来を見ている。


 激しい競争が続くなかで、AMDの財務は警鐘を鳴らしている。AMDの四半期の研究開発予算は2.38億ドル。これは過去10年来で最低水準であり、2004年当時のレベルにまで下がったことになる。

 一方Nvidiaは対照的で、その予算は2013年にAMDを抜き返して、直近の四半期では新記録となる3.48億ドルまでに達した。AMDとはおおよそ1億ドルの差がついた格好だ。

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 研究予算は、セミコン企業の現状を表すインジケーターである。ウェハのテープアウトは多額の投資を要するためなおさら重要な意味を持つ。それだけに今回の調査はAMDとNvidiaの立ち位置を端的に表しており、両者の明暗がハッキリと別れる形となった。




Intelの莫大な予算。AMDとNvidiaを足しても足りない。


 これらに対して全く次元の違いを見せているのがIntelである。Intelの四半期の予算はおおよそ30億ドルで、AMDの約12倍、Nvidiaの9倍に相当する。2014年トータルでは、900億クローナになり、スウェーデンの国防予算の二倍にもなる。


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 こうした違いはIntelが、自社のファブを維持しなければならないという事情もあるが、多くは新たな製造プロセスの開発に費やされている。Intelが技術開発で競合他社に対して数年先を常に進んでいるのはこういった予算も背景にあるのだろう。

 事実、Intelの総額106億ドルにも及ぶ膨大な研究予算に勝てるのはドイツのフォルクスワーゲンか、韓国のコングロマリットであるサムスンだけしかない。前者は年間135億ドルで、後者は134億ドルである。




ソース:Sweclockers



タグ:AMD NVIDIA Intel
posted by 日々さか@海外 at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界の情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
3社で最低だけど、PS4と箱1とwiiUを独占、430mm2の290xが550mm2の780Tiと互角、95wのa10 7850kと同等の35W Carrizo、14nmでは新コアZenとK12がpin互換

390XはTitanXと互角っぽいしHBM対応、HBMの開発元でもある

来年は32コア Zen Opteron、さ来年はハイエンドAPU

ソフト面ではMantle→DX12やVulkanに主要技術採用
Liquid VR、FreeSync開発

正直3社の中で一番R&Dが充実していると思う
逆にintelとNvidiaはCPUかGPUしか作ってないのに使いすぎだろうと思う
Posted by at 2015年03月26日 23:34
まあこの額だけ見て一喜一憂するのはどうかとは思いますね。
Intelなんかも業績見込みを下方修正したばかりですし、Nvidiaも2013年以前はAMDを下回ってるので。

少なくともこのグラフは現状を表していても、未来を占う数字ではないのは確かです。
Posted by ひびさか at 2015年03月27日 21:13
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